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Échecs(チェス)
ボードゲームのチェスを題材に、実社会で起こる人間の上下関係や恋愛、仲間同士の競り合い等をチェスの駒の動きをモチーフとして取り入れつつ、人間の日常における感情の変化や社会の不条理に立ち向かう姿をお洒落に描いてみたいと思い作成した作品。第1楽章では女同士の実社会での厳しい地位の奪い合いを小道具の椅子と共に表現、第2楽章では男女の禁断の愛を描き、第3楽章では男女のもつれや個々の葛藤を乗り越える姿を描いている。社会と繋がる為の作品となるよう、ジャンルレスなダンスファンの増加を目指した作品となるような振付、演出にしたいと思い制作した。技術的にも演出的にも飽きのこない、ダンスの面白さと新鮮な驚きを届けられるように、自らが大切にしている視覚と聴覚を融合できる作品になるような振付、演出にもこだわった。ダンスを知らない方にも理解しやすく面白いと満足してもらえるよう、自己満足で終わらない、一般の観客を置き去りにしない作品になるよう心掛けた。
●2023 年 2 月 26 日京都呉竹文化センターにて初演。第一楽章約 5 分の作品として発表。
●2024 年 2 月 21 日京都市西文化会館ウエスティにて主催したダンスフェス「BOUM」にて再演。
第二楽章、第三楽章を加えた約 15 分の改定新作として発表。
音楽:「Palladio」より 作曲 Karl Jenkins 演奏 London Philharmonic String
振付・構成:𠮷本渚
ダンスフェス「BOUM」2024
2024年2月21日京都市西文化会館ウエスティにて開催した、京都コンテンポラリーバレエオープンクラス主催ダンスフェス「BOUM」では、これまでに制作してきたオリジナルの振付によるコンテンポラリー作品のうち13作品を発表。総出演者62名によって、バレエ「ライモンダ」第3幕の抜粋や歌&ダンスのコラボレーション等も上演した。
●グループ長編作品
「Échecs(チェス)」 改定新作(全三楽章)
●ソロ作品 10作品
「La Porte」 (JBC兵庫2020 第2位、マレイン・トレウバエフ審査員特別賞受賞)
「Chemin de la croix」 (Brilliant Stars Ballet Competition 2021 第1位、中日新聞社賞、池ヶ谷奏審査員特別賞受賞)
「L’ombre」 (26th バレエコンペティション21 第1位)
「Ouvre la Porte」
「Le Phénix」
「Le Femme Fatale」
「La Dame de Fer」
「Tourbillon」
「La Grace」
「Passer le Mur」
●グループ作品 2作品
「Le Pavillon des Hommes」
「Memoire de lavande」
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